中世に修復されて板貼りとなっていた「綴織當麻曼荼羅」(国宝・奈良時代)は、江戸時代に再び軸装に改められました。この時、はがした板面にうっすらと曼荼羅の図様が残ったものを「裏板曼荼羅」とお呼びしています。 中将姫さまがあらわされた當麻曼荼羅原本の一種としてたいへん貴重なものです。