重要文化財 書院襖絵 肉筆再現模写 


重要文化財 書院襖絵の再現事業が進められています。 中之坊書院(重文)の襖絵は、曽我二直菴の「鷺図」「漁舟図」ほか、全28面の貴重な絵画群ですが、およそ400年の間に褪色し、特に、白鷺の絵は肉眼では確認が難しいほどになっています。
今回の事業は、これら劣化の著しい襖絵を、400年前の当時の姿でよみがえらせようという試みです。最新の撮影技術で詳細に調査した画面情報を参考にしながら、絵師が肉筆で再現します。
往時の色彩が美しくよみがえり、鷺や鶴が生き生きと翼を羽ばたかせることと期待しています。
今回の模写事業に合わせて、特別見学ツアー、あるいは、ご寄付の返礼品として當麻曼荼羅掛軸の特別制作、などを行っておりますので、ページ下部をご覧ください。
そのほか、一字写経勧進など、皆様のご支援をいただきながら、事業が無事に完成いたしますことを念願しております。

あえて肉筆による再現
再現事業にご協力ください
當麻曼荼羅掛軸を返礼

  • あえて肉筆による再現! 近年では最新のスキャン技術とプリント技術による複製や、デジタル技術による再現などが行われるようになりましたが、当事業ではあえて現代の絵師による伝統的な肉筆模写を行うことにいたしました。 ●まずは、原画の事前調査と曽我二直菴の他作品の研究に相当な時間が割かれました。 ●平成31年3月より型取り作業がスタート。
    絵の位置を原画と合わせるためのトレース作業で、これも手作業により28面の作業が丁寧に行われました。
    ●実際の筆入れ作業は令和元年6月よりスタート。
    令和2年3月、28面のうち、第111代天皇 後西院(後西天皇)陛下「御幸の間」の『舟釣図』4面の再現作業がほぼ完了。
    令和2年4月以降、「鶴の間」の『群鶴図』の再現作業がすすめられています。
    肉筆でしか表現できないもの、肉筆からしか感じることができないものがあるはずです。
    曽我二直菴の、筆遣い、色遣い、そして息遣いまでもが、現代の絵師の肉筆模写によって再現されることと期待されています。
  • 再現事業にご協力ください 中之坊書院襖絵再現事業の改修工事に際しまして、皆さまからの幅広いご支援をお願いいたしております。
    当事業は文化庁の許可・指導の下に行っておりますが、補助金はありません。
    當麻寺中之坊は檀家のない寺でございますので、ひろく皆さまからのご浄財を募っております。
    なにとぞ皆さま方のお力添えを得て、事業が無事に完成いたしますことを念願しております。
    「一字写経」にご参加ください:1口1000円 写佛道場、霊宝殿の2カ所に一字写経所を設けております。1口1000円のご浄財で一文字ずつのお写経にご参加ください。ご浄書頂いた写経帖は霊宝殿に納められます。
    納経所にてご寄進を募っております:1口3000円 「白虎」または「青龍」の散華を一葉進呈しております。
    郵便振替にてご寄付を募っております:1口10000円 ご送金によるご参加の皆様方には1口10000円にてお願いいたしております。5口以上ご寄付のみなさまには、記念の品を進呈させていただきます。
    ・30以上口ご寄付の方には、「當麻曼荼羅」掛軸を返礼いたします。
    口座番号
    口座名義
     00930 - 8 - 263776
     當麻寺中之坊
  • 當麻曼荼羅掛軸を返礼いたします このたびの模写事業勧進のため、當麻曼荼羅を家庭用に複製した掛軸が、山門改修勧進事業以来20年ぶりに制作されました。
    この曼荼羅は、奈良時代・中将姫さまがあらわした當麻曼荼羅を、前田青邨の高弟であった日本画家・入江正巳画伯が昭和の終わりから平成の初めにかけて模写されたもので、現在、中之坊写仏道場にかけられています。
    掛軸のサイズは、タテ約160cm、ヨコ約85cmです。一般的なご家庭の床の間にお飾りいただけると思います。 制作に手間と費用の掛かる貴重な掛軸ですので、30口以上のご寄付をいただいた方への返礼とさせていただきます。ご協力をお願いいたします。
    お申し込み方法 郵便振替にて30万円以上をご送金いただき、備考欄に「當麻曼荼羅希望」とご記入ください。
    ・制作に日数がかかりますので、お届けまで日数(約30~40日)を頂戴いたします。
    ・中之坊貫主による直筆の箱書きが揮毫されます。
    口座番号
    口座名義
     00930 - 8 - 263776
     當麻寺中之坊



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