お護摩の炎にて悪縁・悪心を焼尽し、お不動さまに祈願する法会。
役行者の秘薬「陀羅尼助」の祈祷も行われています。
中将姫さまがご祈願をされた日にちなんで、導き観音さまにお参りする行事。
ご本尊・導き観音さまの御像(平安時代・重美)を特別拝観でき、役行者さまの加持井戸から観音さまにお供えした水によりお加持が行われます(香水加持:こうずいかじ)。
また、進流の声明が唱えられ、それにあわせて尺八の音が供えられる“音楽法要”が行われる場合もあります。次回の内容については、「イベント情報」をご覧ください。
當麻寺春の大祭で、中将姫の現身往生を再現する行事。観音菩薩、勢至菩薩ら二十五菩薩が、現世に里帰りした中将姫を迎えて、極楽へ導くという儀式です。1000年を越える伝統を持つこの行事は、もちろん我が国の「練供養(ねりくよう)」の発祥で、境内は、数多くの参詣者で埋め尽くされます。(雨天の場合は、来迎橋ではなく、曼荼羅堂の周囲を行道します。)
それに先立ち、午後1時からは伝統の節回しによる拝礼式「當麻曼荼羅絵解き」と「写仏会」が、中之坊にて行われます。
天平宝字7年6月15日、中将姫さまは剃髪して尼僧となり、翌日16日、その髪を糸にして阿弥陀や観音さまの梵字を刺繍し、「仏さまの御姿を表せ給え」と願われました。この発願に仏さまがお応えになって表されたのが「當麻曼荼羅」です。髪供養会はこの故事に基づく行事で、参列者が手ずから毛髪をお供えする珍しい祈願祭。中将姫さまの刺繍の前で頭髪を切り、その髪を法会中にご自身で髪塚に収めます。(ご家族の分の毛髪をご持参される場合は、1/4の大きさの半紙に包んでおいて下さい) 声明や法楽太鼓、尺八などによる荘厳な法会のほか、尺八の演奏会や体験レッスンなども行われています。
中将姫さまが當麻曼荼羅を織り上げた日に因み、曼荼羅完成を祝う行事で、 中之坊写仏道場の當麻曼荼羅の前で、伝統の法会が営まれます。
美しい絵天井の下で、蓮華法会のゆるやかな声明・読経の声を聞きながら、 「写仏」をすることができます。
中之坊秋の大祭で、本尊・導き観音さまのご宝前で、「十一面観音護摩」の秘法が修せられます。
参拝者の願いが書かれた護摩木を、参拝者ご自身で炎に投じます。導き観音さまに願いを届けましょう。
また、使い古した茶筌も供養され、昭和11年に建立された茶筌塚にその灰が納められます。