写仏

当麻寺の写仏体験の様子 「写仏(しゃぶつ)」とは、仏さまのお姿を描き写す“行”です。
心静かに筆をはこび、ほとけさまと向かい合うことで、自分自身と向き合い、心の洗濯をしましょう。

當麻寺 中之坊では壮麗な絵天井の下で写仏を行うことができます。 なぞるだけですので簡単に絵を描く楽しさ、ほとけさまが浮かび上がる喜びも感じていただけることと思います。


中将姫さまに倣って 観音菩薩の写仏用紙を用いて 奈良時代、中将姫さまは千巻のお写経をされることによって、ほとけさまと心を通わせ、夕陽の沈む夕景の中にみほとけの姿をご覧になり、安らぎの境地を体感されました。その境地をあらわしたのが「當麻曼荼羅」で、當麻寺のご本尊として大切にされています。

當麻寺 中之坊ではこの中将姫さまの故事に倣い、「當麻曼荼羅」の平成写本をお祀りし、その曼荼羅の前で写仏をしていただけるようになっています。
皆さまもどうぞお気軽に写仏にご参加いただき、中将姫さまの境地を体感してみてください。

> 當麻曼荼羅と中将姫さま


格調高い下絵 「写仏」は心を調えるのにたいへん有効な手段ですが、写仏に用いる用紙は、“みほとけ”と向き合うことに配慮して制作された写仏用紙を用いなければなりません。「写仏」とは“仏像を描く”のではなく“みほとけ”を描くわけですから、仏像を安直に絵画化したような手本では「写仏」の“行”になりません。

當麻寺中之坊では、院主の監修のもとに、仏画家の先生方に下絵を描いていただいてオリジナルの写仏用紙を制作しております。ぜひ、これらの格調高い写仏手本にて筆を運んでいただきたいと思います。
写仏用紙5種類の中から選択 「阿弥陀如来」「観音菩薩」「勢至菩薩」の写仏原画は中将姫さまの「當麻曼荼羅」から制作し、「導き観音」の写仏原画は、実際に仏画の先生に導き観音さまと何度も向き合っていただき、制作していただきました。
そして、「弥勒如来」の写仏手本は、我が国仏画界の最高峰である中村幸真・種智院大学教授に、金堂の国宝・弥勒仏坐像をもとに制作していただいています。
どれも、本格的な仏画でありながら、比較的簡単に描けることと、ほとけさまと向き合えることを考慮に入れて制作されております。きっと、日常とは違う体感を得ていただけるものと思います。

絵天井の下で 写仏道場の絵天井 當麻寺 中之坊の「写仏道場」は「昭和の天井絵」「平成の天井絵」で飾られています。
文化勲章・前田青邨画伯をはじめとする近代の巨匠画家や、上村淳之画伯、中島千波画伯、絹谷幸二画伯といった当代を代表する有名画家の方々が、一人一枚ずつ奉納された絵画およそ150点で飾られています。
中には俳優・片岡鶴太郎氏の墨彩画や書家・森大衛氏の書作など幅広い作品も加わっており、たいへん見ごたえがあります。
 このような貴重な作品を頭上に仰いで「写仏」を行える環境は他に類を見ません。

> 写佛道場についてのご注意

    関連情報

  • ・受 付 : 随時(9:00-17:00(受付は15:30まで))
    ・参加費 : 中之坊入山拝観料(大人500円/小人250円)+用具・用紙代1500円
         (写仏筆、写仏用紙(半身)1点、基本稽古用紙1点、タオルが付属)
    ・注 意 : ご愛用の筆は持ち込み可能です。
          ただし、市販の写仏・写経用紙の持ち込みはできません。
    ・その他 : ご自宅で写仏されたい場合は、用具・用紙を配送いたします。
          メール・またはフォームでお申し込みください。
  • 2回目以降の方は別に規定があります。

    2回目以降の費用

    • 筆を持参される場合:参加費1200円(拝観料込み)で、写仏用紙(半身)1点、基本稽古用紙1点、タオル、がついています。写仏用紙(全身)の場合は+300円です。
    • 筆を持参されない場合:中之坊入山拝観料(大人500円/小人250円)+用具・用紙代1500円で、写仏筆、写仏用紙(半身)1点、基本稽古用紙1点、タオル、がついています。写仏用紙(全身)の場合は+300円です。
    • 用紙を持参される場合:参加費は中之坊入山拝観料(大人500円/小人250円)のみです。ただし、市販の写仏・写経用紙の持ち込みはできません。