霊宝館の収蔵宝物(主なもの)
 霊宝館には、古代から中世、近代と、1300年にわたる宝物が幅広く収蔵されており、定期的(約3ヶ月毎)に入れ替え制で宝物が公開されます。ここでは、霊宝館に収蔵されている主な宝物を紹介いたします。
公開状況も確認できますので、定期的にチェックしてください。

なお、展示替え期間中などで、まれに表示の内容と実際の展示内容が一部異なる場合もございます。ご了承下さい。


■古代の遺物
1300年以上前からの當麻寺で最も古い遺物類です。

せんぶつ
磚仏(せんぶつ)
白鳳時代十二尊連座のうち四尊。當麻寺創建時の遺物公開中
磚仏(せんぶつ)片白鳳時代多尊型の破片。當麻寺創建時の遺物 
塑像片白鳳時代塑像の破片 
軒先瓦白鳳時代複弁蓮弁瓦。當麻寺創建時の遺物公開中
軒先瓦天平時代複弁蓮弁瓦。白鳳期のものより少し変化が見られる 
称讃浄土経天平時代阿弥陀経の異本。伝中将姫筆。春季展にて公開
摩訶迦葉度貧母経天平時代極めて珍しい経巻。實雅法印(中将姫の師)筆春季展にて公開
大般若経天平時代三蔵法師が持ち帰ったことで知られる 
蓮弁平安時代仏像の台座の蓮弁。彩色や金箔が残る。7点 
毘沙門天立像平安時代北方の守護神。一木彫、総高64cm。公開中
弘法大師画像不明高祖弘法大師像は中世以前のものだけで三幅現存 
不動明王画像不明伝弘法大師筆。 
焼損菩薩木像平安時代前期像容不明。當麻寺の菩薩像としては最も初期のものとみられる 
板光背平安時代前期  

■中世の仏画類
鎌倉時代以降、優れた仏画が多く残されています。

まんだら
當麻曼荼羅
鎌倉時代當麻寺現存最古の曼荼羅写本。皆金色式の四分一本春季展にて公開
中将姫画像・原本鎌倉時代最古の中将姫像春季展にて公開
不動明王画像 鎌倉時代  
大般若釈迦十六善神 鎌倉時代大般若祈祷の本尊 
天河曼荼羅図中世天河、生駒を含め三幅存在するうちの一 
十王図屏風 南北朝時代六曲一双屏風。冥界の教主十王と地蔵・阿弥陀を描く 
山越阿弥陀「當麻寺縁起曼荼羅」室町時代二上山越しに阿弥陀三尊を描く。同時に聖徳太子と弘法大師を配した特異な図像春季展にて公開
弥勒菩薩像室町時代大和十三佛第六番本尊。當麻寺根本本尊弥勒仏(金堂)の身代わりとして拝まれた新春に公開
十六羅漢図 鎌倉時代双幅 

■上記以外中将姫関連宝物
中将姫の説話に基づいた品々が遺されています。

中将法如剃髪剃刀中世以前日本最古の剃刀公開中
中将姫画像・写本室町−江戸初期中将姫画像(鎌倉時代)の写本。鮮明公開中
中将姫坐像江戸初期木造。剃髪時の17歳像。中之坊本堂内安置春季展にて公開
實雅法印坐像 木造。當麻寺第十一世別当・中之坊法印。中将姫の戒師。88歳像。中之坊本堂内安置春季展にて公開
中将法如毛髪種字三尊鎌倉以前軸装および額装 計。毛髪により阿弥陀三尊をあらわす梵字を刺繍公開中
中将法如髪縫い名号中世以前厨子入。毛髪により阿弥陀の名号、蓮糸により阿弥陀の御姿を刺繍公開中
中将法如持蓮華 木製。舎利入。春季展にて公開
隔ての銚子 中将姫暗殺に使われたとされる。説話をもとに作られたものであろう春季展にて公開
蓮糸九条袈裟 蓮糸を用いた袈裟春季展にて公開
中将姫山居語 霊鑑寺宮筆。中将姫の雲雀山での心境を書いたもの春季展にて公開
中将姫絵伝江戸時代中将姫の絵物語。双幅春季展にて公開

薬師浄土立体曼荼羅 中将姫剃髪剃刀 毛髪刺繍阿弥陀種子三尊 蓮糸薬師如来 金銅宝塔
左から「薬師浄土立体曼荼羅」「中将姫剃髪剃刀」「毛髪刺繍阿弥陀種子三尊」「蓮糸薬師如来繍仏」「愛染明王金銅宝塔」(画像をクリックすると大きくなります)

■中世・近世の文化財
この時代の遺物には技術的に優れたものが多いです。

蓮糸薬師如来像鎌倉時代蓮糸による薬師如来の刺繍公開中
土塔中世  
金銅宝塔室町時代愛染明王を収める宝塔公開中
愛染明王坐像室町時代金銅宝塔に収まる。精巧な小像公開中
薬師浄土羯磨曼荼羅 薬師如来の東方浄土を立体的に表したもの公開中
布袋尊百童子屏風 布袋和尚を約100人の唐子が囲む六曲屏風。大和七福八宝の根本本尊新春に公開

■近世以降俳人歌人墨蹟
當麻寺・中之坊には多くの文化人が訪れています。

自画讃松尾芭蕉。貴重な俳画   
俳句安原貞室。江戸初期の俳人。香藕園の桜を詠む 
和歌烏丸光弘。江戸初期の歌人   
和歌会津八一「ふたかみの寺の〜」 
和歌与謝野晶子。短冊 
和歌与謝野鉄幹。短冊 
与謝野鉄幹 
書簡与謝野晶子。中之坊實照法印への詫び状 
俳句河東碧悟桐。子規の高弟。俳壇引退後の極めて貴重な作品 
俳句河東碧悟桐。芭蕉の句2幅  
死者の書送り文折口信夫。死者の書初版を中之坊實照法印に贈った際の添え文春季展にて公開
和歌折口信夫。「練り供養〜」の歌ほか  
和歌佐々木信綱。第1回文化勲章。「東塔を〜」  
俳句水原秋桜子。「さへずりや当麻の塔の〜」 
和歌冷泉為孝  

■ご宸翰
後西天皇勅額「観松」の他、後奈良天皇の短冊、後水尾天皇のご懐紙など多くのご宸翰を収蔵しています。

■近世以降茶人高僧名士墨蹟
石州ゆかりの当山は茶の湯にも縁が深いです。こうした墨蹟のほか茶道具類は非常に多くのものが伝わっており、その一部が公開中です。

書簡千利休H19秋季展にて公開予定
書簡片桐石州。3点 
墨蹟慈雲尊者筆。3点  
墨蹟天佑(169世)ほか大徳寺住持墨蹟多数  
松浦鎮信  
墨蹟山岡鉄舟筆。幕末三舟の一人  
墨蹟独湛  

■近世の画幅類
襖絵の二直案をはじめ、江戸期の作品も多く伝わっています。但し、この時代の作品の半数は真贋不明です。

鷺図襖絵 曽我二直庵筆。14面。重文 
五位鷺曽我二直庵筆 
片桐石州像田中訥言筆。大徳寺418世宙宝讃 
松尾芭蕉像其角、嵐雪を伴う図。模写だが原図の現存が確認されていない為「最も貴重な資料」(穎原退蔵京大教授)といわれる  
雲谷等益筆。二曲一双屏風 
狩野周信筆。六幅のうち一 
観瀧狩野周信筆。六幅のうち一 
狩野周信筆。六幅のうち一 
狩野周信筆。六幅のうち一 
朝妻舟円山応挙筆 
墨絵高久靄崖筆 
夕暮之鐘山口雪渓筆 
楊柳観音伝狩野秀頼筆 
出山釈迦伝狩野常信筆 
花鳥図銭選(舜挙)筆 
篠崎小竹筆 
十三仏画像江戸時代 

■版木
近世以降にはさまざまな理由により多くの版木が作られました。その中で絵像を含むものを中心に一覧にします。

中将姫像江戸初期「法如中将姫・中坊」の銘文 
中将姫絵伝1669年寛文九年 
二十五菩薩来迎図1811年「文化八年三月朔日」の刻銘 
當麻曼荼羅江戸  
織姫観音像江戸曼荼羅堂の観音像を精巧に彫ったもの 
中将姫像江戸二十九才御影 
弘法大師像江戸「當麻寺女人高野大師尊像」の刻銘 
天神像
相撲図
江戸相撲の元祖「當麻蹶速」に因むもの 
陀羅尼助来由江戸3点。陀羅尼助の歴史・効能を説いたもの 
陀羅尼助明治。陀羅尼助の袋用 
その他江戸15点 

■近代日本画類
近代には優れた画家たちが数多く訪れ、多くの作品を残されました。客殿の絵天井も有名です。


画幅「富士」下村観山院展同人 
画幅「蜆子」下村観山  
書簡下村観山  
画幅「大黒天」安田靫彦文化勲章 
書簡安田靫彦  
画幅「羊」西山翠嶂文化勲章 
画幅「秋景山水」川端玉章  
絵手紙前田青邨文化勲章 
書簡前田青邨  
書簡 墨絵入中村岳陵文化勲章 
短冊上村松園文化勲章 
画幅「香藕園」矢野橋村  
画幅「牧童」矢野橋村  
画幅「黒牡丹」ほか画幅、額絵、墨蹟、色紙、書簡など多数小松均文化功労者 
中村貞以画
色紙:女性画、紅梅など多数
中村貞以院展同人 
画幅北野恒富院展同人 
画幅「観音像」太田聴雨院展同人 
画幅:花鳥図庭山耕園  
画幅「中将姫」小谷津任牛院展同人春季展にて公開
色紙「文殊・普賢」新井勝利院展同人 
色紙長谷川青澄院展同人 
画幅「當麻寺」:實照法印の肖像画中島清之院展同人 
画幅:門前町の風景多数小島一谿  
賀状川端龍子文化勲章 
繕い布袋尊像:破れた袋を縫う布袋図尾竹国観 新春に公開
幻想蓮糸曼荼羅堀澤朱鷺下村観山の子息公開中


弥勒菩薩
戻る
  導き観音
HOME

トップページ
  布袋和尚
メール

當麻の「だらにすけ」はこちら→→→陀羅尼助

導き観音 當麻寺中之坊