当麻に伝わる陀羅尼助は「千三百年来の製法」といわれています。各地に伝わる陀羅尼助の中でも、最も古式な伝統的製法により作られ続けたのが「当麻の陀羅尼助」なのです。
●不動護摩法
中之坊の玄関口には、その古い歴史を物語る大釜が大きく構えています。しかし、あまりに古い伝統を伝えすぎていて、あまりに古い設備であるが故に、皮肉にも現在の厚生省による製薬基準(GMP規格)に適合し辛くなり、ついに昭和58年より製薬を休止しました。
現在中之坊では、吉野大峯の陀羅尼助をお分けしています。成分、製法とも、伝統的なものを伝えています。
しかし、當麻寺中之坊の1300年伝統である「薬草と加持力の両面による救済」という本旨を貫くため、毎月一日に弘法大師御請来の不動明王息災護摩法によって、陀羅尼助に陀羅尼をお唱えし、ご祈祷を行っています。お大師さまも常に、祈祷と施薬という両面から治療を心がけておられたわけです。(→「心身への施薬」)ちなみに高野山にもこの「陀羅尼助」が弘法大師さまの創製として伝わっています。
當麻の「陀羅尼助」に付されている
字(シールまたは朱印)は、お不動様の「体」・「名」・「力」をあらわすシンボルマーク(種字:「しゅじ」といいます)で、「カン」あるいは「カ−ン」と読み、お不動様の功徳のしるしです。お不動様の御宝前にてご祈祷をしたしるしとして付けています。
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